データ復旧が必要になる主な状況

よくある症状パターン

「誤ってファイルを削除した」「HDDが認識されなくなった」「パソコンが起動しなくなりデータが取り出せない」「フォーマットしてしまった」「USBメモリが壊れた」——これらはデータ復旧が必要になる代表的な状況です。

データ消失の原因は大きく「論理障害」と「物理障害」の2種類に分けられます。費用・難易度・依頼先が異なります。

  • 論理障害:データは物理的に残っているが、管理情報の破損・誤削除・誤フォーマットにより読み取れない状態。復旧ソフトや専門業者のソフトウェア処理で対応可能なことが多い。
  • 物理障害:HDD内部の機械部品(ヘッド・プラッター)が損傷している状態。クリーンルーム環境での開封・部品交換が必要で、専門の設備を持つ業者でないと対応不可。

HDDから「カチカチ」「カランカラン」という異音がする場合は物理障害の可能性があります。通電を続けると内部部品の損傷が進みデータ復旧が不可能になることがあります。すぐに電源を切って専門業者にご相談ください。

症状・媒体別の費用目安

症状・媒体障害種別費用目安
誤削除・誤フォーマット(HDD/SSD)論理障害10,000〜30,000円
HDD認識不良・異音(物理障害・軽度)物理障害50,000〜150,000円
HDD重度物理障害(ヘッド交換等)物理障害100,000〜300,000円以上
SSD認識不良・データ消失論理・物理30,000〜150,000円
USBメモリ・SDカードの破損論理・物理10,000〜50,000円
NAS(RAID構成)のデータ復旧論理・物理50,000〜500,000円以上

※費用はあくまで目安です。障害の程度・データ量・業者によって大きく異なります。複数業者への見積もり取得を推奨します。

業者選びで確認すべき5つのポイント

1
成功報酬型かどうか確認する

「復旧できた場合のみ費用が発生する」成功報酬型の業者は、依頼者のリスクが低くなります。ただし、診断料・見積もり料が別途かかる場合があります。料金体系を事前に確認してください。

2
クリーンルームの有無を確認する

物理障害のHDDはクリーンルーム(無塵室)での開封が必要です。クリーンルームを持たない業者では物理障害への対応が難しいため、障害種別を見極めたうえで依頼先を選んでください。

3
復旧率の数字だけで判断しない

「復旧率95%」などの数字は、算定基準が業者によって異なります。軽度の論理障害のみを分母にしている場合、実態と乖離していることがあります。実績・口コミ・対応の丁寧さも参考にしてください。

4
データのプライバシー管理を確認する

業務データや個人情報が含まれるストレージを預ける場合、守秘義務・プライバシーポリシー・セキュリティ体制を確認してください。

5
複数業者に見積もりを取る

1社だけの見積もりでなく、2〜3社に診断・見積もりを依頼することで、適正価格かどうかを判断できます。ただし、物理障害の場合は開封回数が増えるほど状態が悪化するリスクがあるため注意が必要です。

よくある質問

データ復旧はどこに依頼すればよいですか?

論理障害(誤削除・フォーマットなど)は地元のIT業者でも対応できる場合があります。物理障害(HDDが認識されない・異音がする)は、クリーンルーム設備を持つ専門業者への依頼が必要です。

無料のデータ復旧ソフトは使っても大丈夫ですか?

論理障害の場合は試す価値がありますが、物理障害が疑われる場合は使用を避けてください。通電・書き込みが発生するとデータが上書きされ、復旧の可能性が下がります。

復旧できなかった場合も費用はかかりますか?

業者によって異なります。「成功報酬型(データが復旧できた場合のみ費用発生)」と「診断料・作業料が固定」の2種類があります。依頼前に料金体系を確認してください。

バックアップがない場合でも復旧できますか?

バックアップの有無は復旧作業とは無関係です。ただし今後のために、復旧後はバックアップ体制の整備を強くおすすめします。

データ消失に気づいたら最初に何をすればよいですか?

まず対象の機器への書き込みを止めてください。PCの場合は使用を中断し、新しいファイルの保存・ダウンロードをしないことが重要です。書き込みが発生すると消えたデータが上書きされ復旧が困難になります。

岩手・東北でデータ復旧についてご相談ください

デジタルテクニカルサポートは、岩手県一関市を拠点に東北4県に対応しています。「まずどこに相談すればよいかわからない」という段階からご相談を受け付けています。症状のヒアリングから、適切な対応方法・依頼先のご案内まで丁寧にお答えします。