中小企業のIT管理の実態

中小企業の多くでは、「総務担当者がついでにパソコンのことも見ている」「IT担当者は一人だけ」という状況が少なくありません。このような「ひとり情シス」「兼任情シス」体制には、見えにくいリスクが潜んでいます。

リスク1:知識・対応の属人化

ひとり情シス・兼任情シスが担う業務が特定の担当者一人に集中すると、その人が退職・異動・長期不在になった際に、社内のITに関する情報が引き継がれない「属人化」が発生します。

  • パスワードや設定情報が当人しか把握していない
  • 使用しているソフトウェアのライセンス管理が不明確になる
  • 機器の保守期限や更新時期が管理されていない

対策:IT環境の棚卸しと文書化(機器一覧・アカウント台帳・保守期限リスト)を行い、外部のITサポート会社に管理を委託することで属人化を防げます。

リスク2:セキュリティ対策の後手後手

専任のIT担当者がいないと、セキュリティ対策が「何かトラブルが起きたら対応する」という受動的なものになりがちです。OSのアップデート適用の遅れ、古いセキュリティソフト、バックアップ未整備といった状態が続くと、ランサムウェアや情報漏えいリスクが高まります。

対策:最低限の3点(OS更新・セキュリティソフト・定期バックアップ)を仕組み化してください。外部サポート会社に定期的な脆弱性チェックを依頼する方法も有効です。

リスク3:本来業務との兼任による対応の遅れ

本業が別にある兼任担当者がITトラブルを一人で抱えると、対応が後回しになり業務停止時間が長引く、または本来の業務が疎かになるという問題が生じます。特にサーバーやネットワークのトラブルは、対応が遅れるほど影響が広がります。

対策:外部ITサポート会社と保守契約を結び、トラブル発生時の一次対応窓口を外部に持つことで、担当者の負担を軽減できます。

外部ITサポートの活用パターン

契約形態向いている会社費用感
スポット対応(都度依頼)トラブルが少ない・試してみたい作業内容による
月額保守契約安定したIT環境を維持したい月額3〜10万円程度〜
常駐型サポートITトラブルが頻発・規模が大きい要相談

※費用はあくまで目安です。対応範囲・社員数・機器台数によって変動します。

よくある質問

外部ITサポートはどのくらいの費用がかかりますか?

月額の保守契約であれば数万円〜十数万円が一般的な相場です。スポット対応の場合は作業内容・時間によって変動します。トラブル発生後の対応コストより事前のサポート契約の方が安くなるケースが多いです。

IT担当者がいなくても外部サポートは使えますか?

はい。ITの専任担当者がいない会社でも利用できます。社内のIT窓口を外部のサポート会社が担う形での契約も可能です。

属人化を防ぐにはどうすればよいですか?

まず社内のIT環境(機器・ソフト・アカウント・設定)を文書化(棚卸し)することが第一歩です。外部サポート会社と契約している場合は、その業者に台帳管理を委託することも有効です。

セキュリティ対策で最低限やっておくことは?

OSとソフトウェアの定期的なアップデート、信頼できるセキュリティソフトの導入、定期的なバックアップの3点が最低限の対策です。

外部ITサポートに何を依頼できますか?

パソコン・ネットワークのトラブル対応はもちろん、機器の選定・設定、セキュリティ対策の見直し、クラウドサービスの導入支援、社員向けの操作説明など幅広く依頼できます。

岩手・東北のひとり情シス・兼任情シスのご相談は

デジタルテクニカルサポートは、岩手県一関市を拠点に東北4県の中小企業・事業所のIT管理をサポートしています。「担当者が一人しかいない」「ITのことが不安」という段階からご相談を受け付けています。